さいとう・たかを『ゴルゴ13・27』(リイド社 ISBN:4845800276)

昨年「Matthew’s Best Hit TV」で東野幸治が紹介していた「芹沢家殺人事件」が読みたくて、BOOK・OFFに寄っちゃ探してたのを、ようやく入手。
昭和21年に起きた芹沢家殺人事件を30年近く追い続けた元刑事の執念の物語で、ゴルゴは姿を現さない(仕事はするけど)。
刑事の職を辞してまでしてキー・パーソンを追って海外を渡り歩いてきた男が、老いて帰国し元同僚に「おれは、この事件に、ある仮定をたてた」(p.132)と語り始める「仮定」の突き抜け具合には、元同僚じゃないが「あまりに突拍子もない推理だ!!」(p.133)「そ、そんな推理は飛躍しすぎだ!!」(p.139)「あまりに非現実的だ!!」(p.141)と、エクスラメーション・マークは2つが標準仕様で突っ込みたくなる!!